あらゆるものを吸い込んでしまう、宇宙の悪魔、「ブラックホール」。実は太陽や地球と同じく天体、つまり星の一種類なんだ。その正体は太陽の何十倍もの重さを持った年老いた星が超新星爆発(ちょうしんせいばくはつ)を起こしたあとのなれの果て姿。残った星の中心部が、自分の重さを支えきれず、無限に縮まっていく。そうして出来上がった、ものすごく強い重力を持った星、それがブラックホールなのだ!

ブラックホールってどのくらい大きいの?
小さいものは半径10kmから100kmにすぎない。しかし、なかには、銀河系の中心にあるような、数千万km以上にもなる超巨大ブラックホールの存在も考えられている。
ブラックホールに近づくと危ないの?
近づきすぎた場合の話で、離れていれば大丈夫。ブラックホールの近くでは、すごい速さで吸い込まれるので、宇宙旅行に行くときは気をつけよう!
ブラックホールの表面より中に入ってしまうと、 もう二度と外に戻ることはできなくなってしまう。
ブラックホールの中はどうなっているの?
ブラックホールは、星が自分の重さを支えきれず、限りなく小さく縮んだ天体だ。その中心には重力と密度が無限大といわれる「特異点(とくいてん)」が存在しているといわれている。特異点から表面までは何もない空間。表面にも壁があるわけではない。
ブラックホールって、何でも吸い込むの?
確かに何でも吸い込む。 重力がとても強いからで、宇宙で一番速いといわれる"光"でも一度、捕まってしまうと脱出することは不可能だ。 光を出さないから、肉眼で見ることができない。まさに、宇宙の"黒い穴"なのだ!
ただし、ブラックホールの少し外からはガスがジェットとして噴き出すことがある。